皆さんはお墓の解体・撤去費用について考えたことはありますか?
今回は近年よく聞くようになった「墓じまい」で高額になるケースをご紹介致します。当てはまる方は今から業者選びや、親族に相談、資金を用意する等参考にしてみてください!
本記事では高額になる代表3つの例を紹介していきます!
~墓じまいの高額になる例 3選~
※墓じまいの流れについてはこちらを参考にしてください。
こんにちは!終活カウンセラー、お墓ディレクターの資格を保有しており、供養に関することの仕事を10年間してるミミ子と申します。上記のことについて具体的に説明していきます!
指定の業者があるパターン
墓地の管理者側で工事を請け負う業者を1社または何社かに絞っていることがあります。理由としては主に以下です。
このように管理者側からはメリットが多くあり、請け負う側の業者も他社と見積もりを比べられることがないので、金額が高くなりがちです。
指定業者が何社かある場合はできる限り、その業者間で見積もりを比べてください。
お墓の敷地が広い、石の量が多い
お寺や霊園によって確認が必要ですが、お墓を解体・撤去する場合は更地に戻すことが基本となります。
そうするとお墓の下には基礎コンクリートがありますので、敷地が広ければ当然撤去する量が多くなります。
石の量も同じでお墓に使われている石が多ければ解体するのも大変ですし、撤去する量も増えます。
産業廃棄物として扱われるため、処分するのにもお金がかかります。立派なお墓をお持ちの方は要注意です。
お墓が難所にあるまたは特殊な形
お墓が難所にあるについては例えば以下で考えて見ましょう。
簡単な現場(例) | 難所な現場(例) |
平坦地 | 崖の上 |
トラックを横付けできる | 道幅も狭く機械をいれるのが難しい。特殊な機械が必要な場合もある。 |
人手も少なく済む | 現場で石を砕く、割るといった作業が必要。人手も必要 |
時間効率も良く1日あれば片付く可能性が高い | 作業完了までに数日かかる |
このようにお墓が難所にある方は労力・人手・時間すべて必要になりますので、当然費用は高くなってしまいます。
次に特殊な形で高額になるケースをご紹介致します。
私が10年間見てきた中で特殊なケースで特に多かったのがお墓の外枠が隣のお墓とつながっている現場です。(共有外柵)
この共有外柵の場合、現場での切断や隣の方のために新たな部材の製作が必要になることが多いです。また場合によっては隣のお墓を一時的に動かさなければ工事ができないこともあり、その際は閉眼供養と開眼供養の儀式が必要になることがあります。
このように難しい工事で、さらに手間が多くかかりますので、業者としては請け負うことを嫌がる所もありますし、高めの見積もりが出てくる可能性が高いです。
まとめ
お墓の解体撤去費用は可能であれば相見積もりをとりましょう!人件費がメインになりますので値引き交渉は難しいことが多いです。
3社程比べてみて適正な値段か、依頼する業者はしっかりとした実績がある会社かをきちんと見て選びましょう!
地域によって変動しますが、お墓の平均解体・撤去費は40万~60万(1平米あたり10万)です。
指定の業者がある場合は値段を比べることも難しいので、この金額を参考に交渉してみるのが良いかもしれません。
以上、ご説明した通りお墓は解体・撤去する場合も高額になるケースがあります。
息子・娘さんや親族に相談し、費用面はもちろん誰が窓口になるのかなど、墓じまいの検討をしている段階から考えましょう。
エンディングノートにまとめておくといざというとき残された方は助かるかもしれませんね!
親戚または知り合いで困っている方がいましたら是非説明してあげてください!
最後までご覧頂きありがとうございました!
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