後継者がいない、子供たちに迷惑をかけたくない等、様々な理由でお墓を片づけたい!
けどお墓のことなんてよくわからない人そんな悩みありませんか??
そんな悩みのために
墓じまいってなに?
具体的に何をしたらいいの?
どれくらいお金がかかるの?
をそれぞれわかりやすく解説していきます
私はお墓ディレクター、終活カウンセラー資格を保有しており、供養に関することの仕事を10年間していました。お墓のこと供養のこと知らなくて当たり前です。
この記事を読めば誰でも「墓じまい」を理解できます
まずはじめに、「墓じまい」とはお墓を終う、つまりお墓を解体・撤去することです。
それに付随して改葬(お骨の移動)の手続きが必要になります。
どれくらいお金がかかるの?
結論!!
平均解体・撤去費40万~60万(1平米あたり10万)で、
お寺にお墓がある方、もしくは檀家さんの場合はご住職へ読経料1~3万、がかかります。
あとはお骨の移動先(お寺・樹木葬など)によって料金が変わります。
あれ?他にはかからないの?もっと高額なイメージだった
それは離檀料が関係してきます
後ほど説明しますね
具体的に何をしたらいいの?
簡単に5項目にわけて墓じまいの流れを説明していきます!
※お住いの都道府県で多少進め方が違う場合もあります。ご了承ください。
1 家族・親族に相談!お寺or檀家さんの場合はご住職に墓じまいする旨を伝える
勝手に片づけてしまったら問題になる可能性大!お墓は残された人のためにあるものでもあります。
2 お骨の行く先を決める
どこにもっていくのか決めないと、仏様がかわいそうですよね
今は選択肢がたくさん!(樹木葬、室内納骨堂など)
3 ※改葬許可申請書の取得(お骨を他の場所に移動させる時)
各自治体の役場で取得できます。電話でも問い合わせできます。
地域によってはインターネットでダウンロード可能です!遠方の場合は書類を郵送してくれる自治体もあります。
※1 自治体によっては埋葬証明や受け入れ証明が別になっているところもあるみたいです。
※2 同じ墓地内での移動は改葬手続きがありません。例)お寺の敷地にあるお墓を墓じまいして、同じ敷地の共同墓に入れる場合など
4 墓地管理者からサインをもらう
お骨の受け入れ先が決まったら、墓じまい先の管理者(ご住職、自治体など)から改葬許可申請書にサインもらい、役場へ提出。改葬許可証が発行されます。
5 お骨上げとお墓の解体作業
お墓に入っているお骨を取り出します。基本業者さんを手配してください。お寺の場合、ご魂抜き(お墓の前で読経)、お寺によっては離檀料の支払いが生じる場合もあります(※後程解説)
あとは申請した改葬許可証とお骨を受け入れ先へもっていくのみです!
お骨を受け入れ先が遠くて自分でもっていけない場合は「ゆうパック」のみ郵送可能です。
※業者さんにより料金異なりますが、平均的には先述の通りです。石の量や立地、更地に戻す必要があるかないかなどで変動します。
以上大きな5つの流れです!どうですか?思ったより複雑じゃないと思います!
依頼する石屋さんによっては、改葬許可申請書の取得をしてくれますし書き方もサポートしてくれます。ちなみに私は全ての工程を説明していました!皆さんが良い石屋さんに出会えまように!!
離檀料について
※ここについてはお寺さんにお墓がない人や檀家さんになっていない読まなくて大丈夫です。
墓じまいについてハードルを感じる人の中で複雑というかややこしくしているのは先述した
「離檀料」かもしれません。
離檀料とは、今までお墓を守ってくれお世話になった寺の檀家をやめる際に、それまでの感謝の気持ちを包みにお渡しするものでお布施と同じです
実は!!!
離檀料は法律的には払わなくてもいい!です。
厳密には法外または高額な金額は払わなくて良いです。
あくまで考え方としては、長年にわたり仏様もお墓もご供養してもらいお世話になってきたので、そのお礼の気持ちも込めてお布施としてお渡しするのが解釈としてはいいでしょう。
お寺側は離檀料の強制ができません。
ですがお寺を管理・運営・維持をして行くうえで檀家さん(サポーター)が必要不可欠です。
当然サポーターが減ればお寺の運営が厳しくなるので、そこも含めて考えるといいのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
墓じまいとなるとこの記事であげた不安なこと以外にもご先祖様のお墓を壊してしまうのはなんとなく気が引ける、申し訳ないと感じる方もいるかもしれません。
しかしどんな形でも残された方にご供養の気持ちがあれば良いのだと私は思います。
今回は墓じまいについて説明してきましたが少しでも皆様のお役にたてればいいなと思います。
違うところなどありましたらご指摘いただければありがたいです。
知りたいことがあれば気軽にコメントくださいね!
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